昭和30年代、政府の高度成長政策に基づいて民間の設備投資はめざましい増大を示し、日本経済は飛躍的な発展の時代に入りました。
石油化学をはじめとする化学工業も常に経済発展の先導的役割を果たしながら拡大を続け、当然の結果として、その基礎原料となるアルコール(エタノール)の需要を急増させることになりました。それまでの発酵法による専売アルコールでまかなってきた供給体制は需要の増加に追いつかず、低廉かつ高品質のアルコールを石油化学方式によって生産する必要に迫られました。この要求に応えるため、1963年(昭和38年)に設立されたのが日本合成アルコール株式会社です。海外より技術導入を行い、最新鋭の設備で合成アルコールの製造を開始しました。
以来40年余、当社は常に安定した生産を続け、最良のアルコールを社会に供給してきました。
1963 (S38) | 8 月 10月 |
会社設立(資本金1億2,000万円) 本社:東京都千代田区三番町一番地 商工会館内 本社移転:東京都千代田区霞ヶ関3-3ダイヤモンドビル |
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1964 (S39) | 4 月 12月 |
資本金2億4,000万円に増資 工場事務所開設(神奈川県川崎市) |
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1965 (S40) | 4 月 6 月 |
資本金3億6,000万円に増資 通商産業省より「アルコール製造委託書」の交付を受け、 総合試運転開始 東京通商産業局と「アルコール保管寄託契約」を締結 |
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1967 (S42) | 8 月 | 無水アルコール製造装置完成(ベンゾール法 能力10,000kL/年) | |
1969 (S44) | 5 月 8 月 11月 |
本社移転:東京都港区虎ノ門2丁目8番10号 第15森ビル内 第2期プラント増設工事完成 エーテル脱水法による無水アルコール製造装置完成(能力20,000kL/年) 資本金4億8,000万円に増資 |
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1973 (S48) | 4 月 | 韓国エタノール産業株式会社に対する技術援助(〜1974年12月) | |
1976 (S51) | 8 月 | 合成系の反応塔(R-1A)並びに附帯設備、エーテル回収装置設置 | |
1977 (S52) | 6 月 12月 |
タイ国 Eastern Chemical Co.,Ltd.に資本参加(〜2010年3月) 三協エンタープライズ株式会社設立(日本エタノール株式会社(現 三菱化学株式会社)と折半出資) |
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1981 (S56) | 3 月 | 精製装置改造工事完成 | |
1984 (S59) | 8 月 | n-ペンタン脱水法による無水アルコール製造装置完成(能力33,000kL/年) | |
1989 (H01) | 3 月 8 月 |
純水原水転換工事完成 ヒートポンプ装置完成 |
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1991 (H03) | 3 月 | 無水アルコール製造装置増強工事完成(能力45,000kL/年) | |
1993 (H05) | 3 月 | 能力増強工事完成(能力75,000kL/年) | |
1994 (H06) | 3 月 | 合成系の反応塔(R-1B)更新 | |
1995 (H07) | 5 月 | 本社移転:東京都港区赤坂4丁目8番13号 | |
1997 (H09) | 3 月 9 月 |
ベントガス回収装置完成(膜分離方式) 排水処理装置完成 |
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1999 (H11) | 5 月 | 本社移転: 東京都港区赤坂7丁目1番16号 日本生命赤坂第2ビル9階 |
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2000 (H12) | 11月 | ISO 9002 認証取得 | |
2001 (H13) | 4 月 | アルコール事業法による事業開始 | |
2003 (H15) | 3 月 11月 |
加熱炉燃料を都市ガスに転換 ISO 9002 認証取得(更新) |
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2006 (H18) | 2 月 11月 |
ISO 14001 認証取得 ISO 9001 認証取得(更新) |
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2008 (H20) | 7 月 11月 |
本社移転:神奈川県川崎市川崎区浮島町10番8号 東京営業所開設:東京都港区芝大門2丁目1番17号 朝川ビル4階 REACH予備登録を完了 ボイラー新設 |
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2009 (H21) | 2月 11月 |
ISO 14001 認証取得(更新) ISO 9001 認証取得(更新) |
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2011 (H23) | 9 月 | ボイラー増設 | |
2012 (H24) | 2 月 11月 |
ISO 14001 認証取得(更新) ISO 9001 認証取得(更新) |
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2014 (H26) | 6 月 | 日本アルコール産業株式会社による株式取得 東京営業所移転:東京都中央区日本橋小舟町6番6号 小倉ビル2階 |